気になったニュース。

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いやぁ、なんかいろいろアレですね。ブコメや各SNSはあんまり見てないので完全に主観ですし、官僚の業務体制への理解も無い状態でのコメントになりますが・・

 

デジタル庁の創設を柱としたデジタル改革関連法案の関係資料に、45か所ものミスが見つかったことだった。

 

まず、今回の法案は「デジタル庁に関わる法案」のお話が前提ですよね。

 

で、気になったのは

 

修正を加える赤線でページが埋め尽くされ、もはや何が書いてあるのかわからない。 一般に法案の原稿は、厳しいチェックを受けることになる。待ち受けるのは、内閣法制局。提出される法案が、既存の関係法令と矛盾していないかなどを審査する、いわば「法の番人」だ さらに省内の幹部や、政治家の意見で中身はたびたび変更を余儀なくされる。そうなったら、それまで積み上げてきた議論や作業はやり直しだ。

大変だなぁと思いつつも、デジタル庁発足するって話の業務で紙の用紙で何度も修正を繰り返すってシュールですよね。SVNやらgitやらでバージョン管理したらミスも少なく済んだんじゃ。

 

8:00 チーム集合 原稿などの資料を印刷

9:00 印刷した資料を審査のため内閣法制局に持って行く 別の原稿の「読み合わせ」 誤りがないか確認

13:00 内閣法制局から呼び出し 修正点などの指摘を聞き取る

13:30 内閣法制局の担当者と議論

16:00 庁舎に戻って内容を修正

22:00 内閣法制局に修正した原稿などを提出「読み合わせ」で誤りがないか確認 翌日の作業準備

2:00 帰宅

 法案を作ろうって業務で労働基準法を無視するの、えらい人達はどう考えてるんだろうって気になります。

 

まず気になったのは資料の印刷時間。
「1時間もかかっている」 Aさんによると、原稿などの資料は、急いで内閣法制局に届けなければならない。少しでも早く審査に入ってもらうためだ。
この日は600ページに及ぶ資料を印刷するのに1時間かかり、一番の若手が資料を抱えて走っていった。 法制局までの距離は約1キロ。
体力のある若手が走って届けるのがお決まりになっているという。

 印刷時間もそうだが走るって。PDFでメール送信したらいいのでは。

冒頭でコロナ対策しながら云々言ってるのになんでわざわざ物理的接触して届けるシステムになってるんだろう。

仮にデジタルデータが法的にダメなら自転車でもバイクでもキックボードでもリュックに資料突っ込んで背負いながら使えば良いのでは。走る意味あるのか。

 

1人が原稿を読み上げ、もう1人がそれを聞いて、漢字や送りがな、改行などに誤りがないかを確認する。

たとえば、「A及びB(Cを除く。)」この文をどう読むのかというと…。

「カギ A キュウビ B カッコ C ヲ ジョク マル カッコトジ カギトジ」となる。

なんだか呪文みたいだが、聞く側が漢字の送りがななどを判別できるように、音読みの漢字は訓読みで、訓読みの漢字は音読みという「霞が関ルール」があるという。

素人から見るとかえって時間がかかるようにも思えるけど…昔からの慣習なのだそう。

スペル チェックと文章校正が目的なのに本来の読み方をしてはいけないのか(困惑 

なんというか無駄な業務プロセスが目立ちますね・・慣習て。

 

文章校正ツール使えば完全じゃないけど時短になると思うんだけど、でもまぁ偉いセンセイがたの命令や勝手にツール使っちゃいけない法律でもあるんかなと思いながら読み進めていったら・・

 

必死の思いで作り上げた法案。
しかし、再点検の結果、細かなミスが見つかった。
Aさんは唇をかみしめながら、悔しそうにこう語る。
「言い訳にしかならないが、感染症への対応との兼務だとどうしても気が散ってしまい、法案作成に専念できなかったんです。法案に間違いはあってはならないので、専念できるよう人員を増やすことが必要だと思います」
でも、細かな単純ミスは、人の目で確認するよりコンピュータープログラムで自動的にチェックした方がいいのでは?
「作業によっては機械の力に頼ることも検討したほうがいいかもしれない。職員の熱意だけに依存した運営は、見直さなければならない時が来ていると思います」

 

いや、変えても良いんかい。
 
国を動かすのは大変なんだろうけど・・・デジタル庁に関する法案作成業務の現場がこの有様。
 
デジタル庁を良いものにアピールするチャンスなのにな、と思うけどこの辺見えてない政治家の元でデジタル庁を発足されても期待はほぼ出来ないだろうなと思いました。