銃撃事件以降、統一教会の問題で政界が今も揺れている。個人的に見た中で1、2を争う政界スキャンダルではないかなと思っています。

 

基本的に自分は宗教そのものにあまり肯定的になっていません。自分の言う宗教の否定というのは、信仰の否定ではなく、胴元の否定です。証明できないものを利用して利を得ているとしか見れないんですよね。

 

利は権力だったり富だったり扇動だったりと、胴元の望むものによって様々でしょうけど、やってることはみな同じで、他者を不安を煽って安心を与え、信じ込ませてコントロールしている、良くも悪くも洗脳しているという見方をしています。

 

厄介なのは「安心している」という点で、もともと不安を持っていた人が安心を手放すのは容易な事ではありません。宗教とは、基本的に抜け出しにくい麻薬のようなものなんです。

 

各為政者が完全に統一教会を切れないのは、統一教会の支援という安心を失うのが怖く、支援を断れば逆恨みで妨害されるかもしれない、落選するかもしれないという不安があるからだと考えています。これは邪推になってしまうけど、競合を妨害してるのも見て見ぬふりしてて、だから自分がされるかもしれない恐怖もあるんじゃないかなぁと思っています。

 

これは妻に言われて「その発想は無かったな」と思った事があって、よく科学と宗教は比較されます。「宗教は肯定から入る。科学は否定から入る」なんて言葉もあって、これは概ね間違ってないし、自分も科学側の人間です。

 

でも、「科学も信じてるって意味では宗教っぽいよね」と言われたんですよね。科学教、みたいな。安心を得られてるし、科学が無ければ不安になりますし、科学者にお布施してる、と言われると反論に困るかも。バカバカしいとは思いますけど、宗教を信じる信者の方も、信じる神を否定されたときに「バカバカしい」と思われてるんだろうな、と。

 

現政権の今までの動きを見ている限り、統一教会の根はかなり政権の奥深くまで伸びていて、完全に断絶するのは難しいかもしれません。そもそも他国でカルト扱いされてる創価が支持母体の公明が大手を振るって活動してますしね。

 

引き続き批判の声を挙げていきたいけど、まぁいつも通りうやむやになりそうかなと見ています。「支持政党なし」の数や投票率を見ても分かるように、むしろ政治に興味あるほうが日本ではマイノリティーですよね。多くの人はどの政治家にも期待してないし興味も無い、というのが現状です。

 

だからこそ組織票が成り立つし、組織にメリットを出せる与党が強いんですよね。JRに努めてる友人は環境上、会社の某組合に入らざるを得なくて、入ってると自民党に入れるように言われるから入れてるって話てました。興味の無い人にとって政治は基本そんなものです。

 

オーストラリアの投票制のようにスコア形式になっていて、当選して欲しくない人も指名できて、投票数1位でも落選する仕組みなら組織票の効果も薄れてくれるんですかねぇ・・少なくとも比例代表は廃止して欲しいな。

 

そういえば余談ですけど、はてなでは思いっきり自民党を批判してますが、自分自身は選挙権を得てから10年以上、自民党だけに入れてきましたし、何なら今でも業種的に自民党員で会費払っています(支持母体に払えと命じられてる)。例の音声電話もかかってきますよ。

 

自分自身はどこの党がどうという思い入れは全くなく、「支持政党なし」の者です。単純に自分の望む方向に進んで欲しいという希望のもと投票しています。自民党がその対象なら自民党に入れますし、あまりに酷ければ解体しても構わないと思っています。共産、公明、立民、全て同じ。

 

どこの党を何があってもずっと支持とか、それこそ宗教臭くて自分には無理ですね。

まとまりのない文章になりましたが、もやもやを吐き出せたので良しとします。終わり。