医療の世界に身を置く身としては、コロナで辛い思いや生活をしている人を見る、聞く機会が凄く多くて、やはりそういう人を少しでも減らしたい、出したくないと思う。

 

感染症はとても単純で、基本的には人と人の接触の機会が増えれば増えるほど広がるのでコミュニティに依存する人類にとってはとても相性が悪い。

 

イベントは人が集まる。規模が大きければ大きい程、多く集まる。それだけ接触機会が増えるし、人に「接触しても良い」という口実を与えてしまう。肯定のメッセージになってしまう。

 

オリンピックは以前のベルリン開催でヒトラー政権に政治利用された過去がある。日本を見ていても、もう政治的なシンボルになってしまったのは間違いない。プロパガンダの道具になってしまった。もはや一部の界隈には開催の可否が勝ち負けの道具になり果てている。

 

オリンピックは開催するたびに、それなりに一喜一憂して楽しんできた。でも今回は無理だ。そして、今後も今回の事を思い出してしまうだろう。

 

前述通り、医療関係の人間は今後更につらい人、苦しむ人を見る事になる。誰も責任など取ろうとしないだろうし、取る事も出来ない。どうにもできない。

 

だから、もう「さよなら、オリンピック」